2013年3月30日土曜日

キトですけぼー

なんでもそろう大都会。

今回はエクアドルのキト

新市街にcarolina公園とゆうのがあるのですが、

とてもでっかいのです。



 
 

こんな自転車用の遊び場からなんでもあります。

敷地が広すぎて、端から端まで歩くのにどれくらい掛かるのかわかりません!?

緑に囲まれて、家族連れや友達連れやら、みんな楽しそうです。



で、やっと来ました。スケボーパーク。


フラットかぁーと思いきや、


うねうね。


ウネウネ。

まー簡単にゆうと、南米屈指のすんごいパークでとても使いこなすのに難しいパークです。。。


とどめです。

こんなの死にます笑

まぁ世界の猛者ならば、あんな事やこんな事するのですが。。。

僕が行った時は、BMXの方が多かった気がします。

ウネウネを使って、遊んでいたのですが、息が、苦しい。

どうして?最近、運動してないから?三十路のせい?などいいわけたくさん思ったのですが、

実はキトの標高2850mで。。。酸素が薄いのでした。

どっちみち、久しぶりのスケボーで、とってもヘタクソでした。

でも、楽しいのです。

こんな、すごい場所で滑れるなんて幸せです。



後日、

赤道記念碑へ

せっかく来たんだからなんかできないかなーと考えて、

スケボー的記念写真を撮ってもらいました。



とても楽しかった~。


                                               ろっぺいた






2013年3月29日金曜日

紫装束に魅せられる。








セマナ・サンタ、ご存知ですか?

セマナ・サンタ、聖週間。イースターと聞けばわかる方もいるのでは。

イエスキリストの受難、死、そして復活を祝う7日間のことで、

キリスト教の世界でもっとも重要な伝統行事だそう。

南米のほとんどはスペイン人によって広められたカトリック教が根付いている地域が多く、

信者の数も世界のカトリック教徒の半分が南米にいるほど。ここキトももちろん信者が多くいます。

新しいローマ法王も初の南米出身とこちらでは盛り上がっていました。








夜行バスで木曜日の早朝キトに。

着いてみると、町中活気があり、

というか賑やかい。

夜のキトの旧市街地はひとっこひとりおらず、いつ強盗にあうか分からない危険地帯。

のはずなのに、ホステル向かいの大きな教会に大勢のひとが集まり、

渋滞ができるほど車も行き来。


あれ??と思っていると、宿の人が教えてくれました。

 
  「セマナサンタ。明日はとっても重要な日だよ。」



キトのセマナサンタは少し変わっていてすばらしいとは知ってはいました。

でも、まさか私たちが4月までにエクアドルにいるとは思っていなかったし、

今年のセマナサンタが少し早い時期だとは知らなかったので、驚き。







私たちがキトに着いた日はちょうど、聖木曜日といって、

キリストが十字架に貼り付けになる前に、弟子達と最後の晩餐をした日。

信者は日没後にミサに集まるのだそう。

どうりでみんな聖水を持ち歩き、家族で教会に集まっているのですね。











翌日、聖金曜日。キリストが十字架にくくり付けられ、亡くなる日。

信者は紫のとんがり棒をかぶった衣装で行進します。

キリストの苦悩を表現し、十字架を背負いながら。














 
 
 
 





行進といっても、これは華やかなパレードとは違います。

キリストの受難を慎む厳かな儀式。



























ぶらぶら通りを歩いていると、やたらと食堂のおばちゃんが「ファネスカ!ファネスカ!」

と言っているので、注文してみると、






魚の出汁で煮込んだ、豆やバナナや卵と魚のフライが入った濃厚なスープでした。

後から知ったのですが、これはFanesca(ファネスカ)という復活祭の伝統的なスープなのだそう。

信者は肉を食してはいけないので、魚なんですね。









置いてあった十字架を担ごうと六平太くん。30cmも持ち上げられなくて、

キト市民に大ウケしてました。

とっても重いんです、この十字架。






日本にはこんなに大勢の人が熱心に参加する宗教儀式はないですよね。

厳かでうつくしい儀式に感動。







2013年3月28日木曜日

穏やかに、クエンカ。


 


ペルーのチクラーヨから夜行バスでエクアドルのクエンカへやってきました。

ここはスペインの植民地が始まり、ごっそりと造りかえられた町並みが

街中にきれいに残っています。






レンガ造りの家々が並び、石畳の道が続き、広場には大理石でできた大聖堂。

まるで東欧の街のようでした。

エクアドル第3の都市と大きな町だそうですが、南米らしいごみごみとした喧騒はまったくありません。

標高も高いため、春のような気候で穏やか。



エクアドルはこれまでより危険になるなるだろうから、気を引きしめて行こう!

とふたりで話してたのですが、街を歩いてみてもそんな必要はない様子。

ペルーやボリビアのどんな街よりも安全に思えてくるほど、穏やか。




これまでたくさんコロニアルな街を歩いてきて、

少々「またか・・」という、一種の旅慣れがでてきていたのですが、

ここの穏やかないい町並みに魅せられ、毎日待ち歩きばかりしていました。









エクアドルといえば、

バナナですよね。

私たち南米に来るまでは、赤道とバナナくらいしかエクアドルのイメージを持ってませんでした。

ただの無知ですね・・・。




そのエクアドルのバナナ、甘くていい香りでおいしい!

種類もいくつもあって、バナナ料理もレパートリーがたくさんあります。







屋台では焼きバナナを売ってて、

炭火でホクホクに焼かれたバナナにチーズを挟んでくれます。

これ、とってもおいしい!

バナナが嫌いな六平太くんでさえ、「これとコーヒーでいい朝ごはんになる!」

と興奮してました。




新しい国を歩くとき、これまでの国との違いをどうしても探してしまいます。

ここでひとつエクアドルの発見。おいしいパン屋が多い!

これまでの南米の国々では、おいしいと思えるパン、というか不味っ!って思わないパンに

めったに出会えなかったのですが、

クエンカで散歩をしていると、あっちにもこっちにもパンの焼けるいい匂いが漂っていて、

もうそれだけで幸せな気持ちになれます。

食べてみるとたいていどれもほんのり甘くておいしい。

パンや焼き菓子を売っているこんな小さなお店がたくさん。

ふたりして焼きたてのまだ温かいパンをみつけては買って、そこいらで食べてました。












穏やかな街を穏やかに散歩して、穏やかーに過ごしました。





2013年3月26日火曜日

旅した国を離れるときは少しセンチメンタルになる。



ペルーも最後の町になりました。

再び山を降り、海岸砂漠の中にありオアシスの町チクラーヨです。




中心はきれいなコロニアルの建築が並び、公園もきれい。

暑く強い日ざしの下を地元の人があふれかえるように行き来し、

活気があふれているように感じました。




でも砂漠の中だけあって、砂が舞い町中ほこりっぽい。

一歩中心から離れると、インフラの整っていない姿がのぞきます。





そして、

少し郊外に出れば、サトウキビ畑がずっと続きます。

この辺りはペルーの穀倉地帯で、米と砂糖はほとんどここで生産されるのだそう。

それだからか、お米がとてもおいしい!

日本を離れてから、お米が恋しくて、チリ、ボリビア、ペルーで

好んで食べてしまうのですが、やはり日本のものとは別物。

パサパサしていて、フォークでは掬えません。

ところが、チクラーヨのお米はもちっと炊いてあって、まさにごはん!

思い出してもおいしかったな~。




ペルーでは食堂に行くと、MENUという定食があり、メインのおかずを選び、

フルーツジュース、スープ、たいていワンプレートにおかずがいくつか付いて出てきます。

この魚のフライは大盛り!ご飯は別皿でした。

こういう皿にいろいろおかずが乗っているの、味が皿の上でMixされてさらにおいしくなるから好きです。




この日はセビッチェ付きの定食にしてもらいました。

セビッチェは中南米を代表する料理。魚貝をライムでしめたものです。

その地域でそれぞれの味があるそうで、見つけては試してしまいます。

海が近いチクラーヨはセビッチェもおいしい!そして安い!

少量から安く手軽に出してくれるお店が町中にたくさんありました。

ご飯のおいしい町は印象もぐっと良くなります。








ほんとはこの町、食よりもシカンやシパンといった黄金の遺跡がメインの見どころ。

そっちもちょこっと見てきましたよ。







チクラーヨのもうひとつ面白いもの、ペルーいち大きいといわれるメルカド(市場)があること。



場外もこえて、通り一面に露店が並びごった返しています。

さらに、シャーマニズムが色濃く残るペルー北部だけあって、

儀式に使うなにやら怪しげなものを売ってる店が集まる一帯がありました。










私も聖なる木とよばれているパロサントを少し購入。

とても落ち着くいい香りで、燃やすとお香のようになります。






スリや窃盗の多発警報が出されているこのメルカド。

カメラを手に歩いていると、必ず「しまいなさい!」と声かけられます。

でも、それと同時に、

「どこから来たの?日本!いいね~」とか「フォト!フォト!(写真とって)」

と言われる事もたびたび。







これまでカメラを向けるとお金を請求されることは度々あっても、こんなことはなかったな。

危険なこともなく、平和にメルカドを楽しめました。










シカン博物館に行ったとき、ちょうどセマナ・サンタ(キリスト復活祭)週間で、

小さな町の一角にこじんまりとした集まりをやっていました。










見ていい?尋ねると、「どうぞどうぞ」と迎えてくれ、

チチャ(とうもろこしを発行させて作るお酒。アンデスでは儀式や祭にかかせないものだそう。)

を振舞ってくれました。

暖かく迎えてくれたのが嬉しかった。







ペルーを後にする前に、こうやってペルーの人たちの明るくて人懐っこい所に

少しでも触れられてよかったな。

離れるのが少し寂しく感じました。


 





行く先々で面白そうな町を見つけ、あれやこれや寄ってきたペルー。

次はお隣エクアドルに入国です。

ここからは、ぐんとスピードを上げて行きますよ~!

でないと帰れなくなっちゃう。笑



2013年3月23日土曜日

雲の上の人々に逢いに・・・2



次に訪れたのは、ここ。クエラップという遺跡でした。

 






下の写真の奥、雲に隠れたテーブル状になっている山の頂上にある遺跡です。






ここにたどり着くのが難儀でした。

チャチャポヤス周辺は起伏の激しい、山と谷がつまった地域で、

周辺の見どころに移動するにも、崖のような場所や川のすぐそばのクネクネした道を通って

いかなければなりません。

そして雨季はとくに崖くずれも多く、舗装されていない道が沼地のようになったり冠水していたりします。

チャチャポヤスの見所はどこもこんなトラブルがつきまとうそう。

よく言えば、とっても秘境な地ということ。

そして、その中でもダントツにアクセスが悪いのがクエラップでした。





私たちが向かった日も、土砂崩れで道が寸断。

ツアーは中止かなーっと思ったころにショベルカーが到着して、

2時間ほど立ち往生のすえ、ようやく再出発できました。

偶然、日本の方がいっしょに参加していたので、お話しながらあっという間に時間が経ちました。

ご主人を日本において、世界一周されている新妻さんで、面白いお話ができて楽しかった。




そういえば昨日も、カラヒーヤの帰り道に

乗用車が2台すれ違うのがやっとな道路で、じゃがいもを沢山積んだ大きなトラックがはまっていて

1時間ほどバスが通れず待たされたっけ。





もういい加減、この状況になれてきて

いつでもバスが進まなくなってもいいように、おやつやパンを持ち歩くようになりました。









クエラップにたどり着いた頃には雨模様でした。

そのおかげか雲が出て、いっそう雰囲気が出てきました。

外からみると巨大な要塞。

いっぽ遺跡の中に入ると、とても広く、たくさん住居や建物が残ります。

かつて4000人の人々が生活していた場所。

今は、コケや植物がたくさん寄生しているうっそうとした木々が大きく育っています。





雲の上に取り残された都市。

調査も開発もまだ途中な様子も、よりそんなふうに感じてしまう。






 
 
 
 




ここはたしかに広い。丸い円形状の建物がいくつものこっていました。

こういう模様を建物に刻むのがはやっていたみたい。

もちろんここにもシャーマニックな儀式のとり行われた建物もありました。





ひっそりと残る、雲の上の人々が生活した足跡をほんの少しのぞかせてもらった、

そんな気分でした。

どうかこのまま穏やかにこの場の空気が流れていってくれますように。






もうひとつ、チャチャポヤスでは挑戦した場所があります。





町から1時間ほどはなれた小さな村の奥に、数年前発見された大きな滝があり、

それは世界第3位の落差を誇るらしい。ここに行こう。

第3位ってのが絶妙。

第1位の同じ南米ベネズエラのエンジェルフォールは行けないとあきらめたので、

こっちで滝を堪能することにしました。





ここへはツアーで行かず、乗り合いバスと徒歩を駆使で向かいました。

最寄の村のふもとまでバスで行き、そこから5kmほど道を登り、6kmほど滝つぼまでトレッキング。

なかなかこれも骨がおれました。

ふたりそろって、へろへろ。

それでも道中ずっと豊かな自然に励まされたのでなんとかたどり着けました。



道端には馬やロバ、牛、鶏、・・・。

通りがかった村の人に「おはようございます」とあいさつすると、

もれなく、「おはよう、セニョリータ(お嬢さん)!どこいくんだい?滝?いいね、楽しんで~!」

と返事が返ってくるのにも癒されました。



静かな山道を歩いていると、遠くの山手で崖の崩れる音がたびたび聞こえてきました。

こうやって毎日どこかの崖や道が崩れて、誰かがスコップやシャベルを操ってるのでしょう。







たどり着いたゴクタの滝は、大きくてとても力強かった。

これは2段あるうちの下の段だけ。

滝の近くまで行くと、全様は見渡せませんでした。そのくらい大きい。




滝つぼでは雨のような水しぶきが降り、強い風のような滝風が吹いています。












がんばった甲斐がありました。

滝もトレッキングもすばらしかった。







はじめにかいたクエラップですが、第2のマチュピチュとも言われていて、

現在大きなロープウェイの建設が進んでいるとガイドさんが言ってました。

そうすれば観光客もたくさん来られて、もっと有名な観光地になって、

チャチャポヤスも賑やかに華やかになっていくのでしょう。




ここののどかさ、秘境さも魅力のひとつだと思います。

変わって欲しくないなーという思いもありますが、これが進んでいくってことなのでしょうね。

どうかよい方へ向かっていきますように。