2013年4月30日火曜日

日本のことを思うと 色や香りを思い出して恋しくなる



リアルタイムでは、最終地メキシコのメキシコシティ。

昼は待ち歩き、夜はテキーラの毎日で忙しく日々が過ぎています。

ほんともうもう数日でわが家。楽しみなような、寂しいような。

でも、忙しく楽しんでいます。



では、本編へ。




グアテマラの古都、アンティグア。






一見、石畳の道にパステルカラーの建物が並ぶコロニアルな街ですが、

かつての大地震で廃墟となった教会がぽつぽつと残っていて、独特な景色です。

それに加え、先住民の鮮やかな刺繍や織物の民族衣装がそこら辺りをいきかう姿に、

これぞグアテマラー!と興奮。





でもその気分で、街歩きにくりだしてみると、

なんだか違う・・・。



通りは、趣味のいい民芸品を売る店や、しゃれたカフェ、オーガニック食品店など、


とってもいい感じ。


以前読んだ本でイメージしていたアンティグアと違っていて、少し戸惑いました。






とはいえ、いい感じのお店があるとなると、買い物は楽しく、

それも旅は後半戦。

毎日街を散策しては、値切り交渉の日々でした。






中南米、スペイン語の国々をまわってきましたが、国や地域で少しずつ変わるよう。

あいさつも、丁寧だったりあっさりしていたりします。

これまでだいたい、お店を出るときなんかは、「チャオ!(またね~)」って言われてたのが、

グアテマラにきて、「アディオス(さようなら)」と言われるようになり、

あまりに値切るから、もう来ないでねって意味なんじゃないかと心配になります。





最近、観光に力をいれなくなりました。

街歩きばかりで、あっちやこっちの見所に足がのびなくなっています。

旅も集中力が必要なようです。







タイトルは昨日メキシコシティの美術館でみつけた日本語。

本文とは関係ありません。あしからず。



2013年4月27日土曜日

コパンルイナス

 
 のどかなコパンルイナス

中心から2,3本外れた、道をテクテク、地元民が食べそうなご飯や、なんとも素敵です。

ププサとゆう、トウモロコシの粉でできた生地。中にチーズが入っていたり、鶏肉だったり、

もちろん注文が来てから、包み熱々で出てきます。




遺跡に向かう道中、野焼きをしていました。

日本でも、田舎だとよく見る光景で蒜山とかを思い出しました。

ホンジュラスのこの辺は乾季が終わる頃なのかな?


遺跡に着いたら、緑がたくさんの公園で、オウムなど鳥がたくさん飼育されていて、

昼は小屋から放たれて、木々から聞こえてくる鳴き声にほんわかしました。







予備知識とかないので、四苦八苦ですが、16代続いたコパン王朝史。


神聖文字の階段

元来72段の階段に2500以上のマヤ文字でコパン王朝史が刻まれていたらしいです。

地下神殿もあるのです。が、別料金だったので諦めました。


そう、その日にグアテマラに向かうのです。


街についたら、少し観光をし、次のまちへ、移動する日常なのです。


グアテマラとメキシコに照準を合わせて駆け足。

遺跡からの帰り道に、前を歩く少年。

おもい薪を運ぶその姿。

ゆっくりとしっかりとした足どり。

たのもしく、うらやましく、きづかされ、しあわせの方法をかんがえさせられました。



                                            ろっぺいた




2013年4月26日金曜日

コスタリカtoニカラグアtoホンジュラス

コスタリカ~

何があるんだろう!?

ボカス・デ・トーロを後にし、コレクティーボで隣町へ行き、

そこでバスに乗り換え国境越えです。

よく知らないまま来てみました。。。

自然大国らしいのですが、バスの車窓から眺めていると、

新緑の木々、豊かな、モクモクした森だらけでとてもリラックスしてしまいました。

首都サンホセについて、街散歩です。

たくさん教会を見てきましたが、このカラーリングとか初めてです。



何を観光するでもなく、ブラブラ歩きました。

人混みたくさん、たくさんのオシャレ洋服店に並んで、スケボーショップがゴロゴロあり、買わないのに覗きこんで、品揃えに1人フムフムと感じて、マイコに飽きられてました笑



僕達の興味と予算とルートと時間を考えて、だぁーっと中米を駆けて行く事にしました。

下道が好きな僕のわがままで、陸路です。


ターミナルに行ったら、コスタリカのサンホセから、ニカラグアをすっ飛ばし、ホンジュラスの首都テグシガルパまで

イケる!

とゆう事で強行突破~


翌日4:00AM発です。宿からターミナルまで荷を背負って夜が明けない道を歩くなんてっ怖いのでTAXIと使いました。

ニカラグアの首都マナグアでバスを乗りつぎ、ホンジュラスを目指します。

一日で2カ国の国境を越えるなんて初めてです。

イミグレで時間待たされるし、払う必要があるのか定かではない出国税に入国税だったり、

スペイン語がわからないので、ほかの人も払ってるので払いましたが、(知らないって、だけでボッタくりと思い)相手に疑惑をかけてしましました。

途中でタイヤがパンクし、交換待ちだったり、

ただ席に座って、ぼぉーとするのです。

どーにかこーにか、ホンジュラスの首都テグシガルパに着いたら10:00PM

街の中心は下車した所からちと遠く、TAXIに乗らざるをえず、あーだこーだ、宿探しして11:00PM

落ち着けました。



翌日、疲れも癒えぬままぶっちぎりで

朝6時グアテマラとの国境付近のコパン・ルイナスへ向かうバスに乗り込むのでした。

もちろん、乗り込んだら、後は何もする事はなく、

ただ席に座って、ぼぉーっとものおもいにふけるのです。


ことばにならないのです。


何時間も、乗り続け


遺跡の町コパン・ルイナスに着きました~。

客引きのおっちゃんに勧められた宿に決めました。

なんと、安宿なのに小さなプールがあって、すぐに、一泳ぎ。

この二日ほどの大移動に疲れた体をほぐすのでした。

                                            

                                               ろっぺいた



2013年4月23日火曜日

素朴なカリブの島に安らぐ。



早々にパナマシティを後にし、向かったのは、

コスタリカ国境に近い、ボカス・デス・トーロというカリブ海沿いの小さな島々でした。

バスで最寄の港町に行き、ボートで島に向かったのですが、



海が青ーい!クリアブルー!






でも、写真ではそんなに綺麗には見えませんね。腕が悪くて、すみません。

雲行きがとても悪かったんですもの。





 
 
 



自転車を借りて、ゆっくり散歩してみると、

島の小さな中心はごちゃっとしているが、少し離れるとマングローブや木の実がなる木々、

小さな石の海岸。

カリブといっても、高級リゾートって感じではなく、素朴なリゾートのようです。

私たちにぴったり。笑





中心地の端に、サッカー場があるなと思ったら、飛行場でした。

ほんとにゆったりした島です。





学校の入り口に陣取ってた屋台が、天然シロップだというからカキ氷を買ってみたら、

練乳たっぷりで少しびっくり。

でも、パッションフルーツのさわやかな香りとすっぱさがくちいっぱいに広がっておいしかったなぁ。





辺りを歩いているのは肌の黒い人が多く、

ここはジャマイカから移ってきた黒人やその子孫が多いのだそう。

だからか、夕方流れてきた太鼓の音は細かいビートを刻んでいて、

どことなくアフリカの香りがしました。








 
 
 


ボートでマングローブの小さな森をいくつも越えて、いくつか別の島にも渡ってみました。

小魚と一緒に泳いだり、白い浜でのんびり過ごしたり。



 
 
 

 
 




あっ、忘れてた。イルカ見たんです!

とりたて私たちは自然動物に興味がないのですが、

(高いお金を払ってまで、肉眼で見ることに興味をもたないと言う意味ですよ。

それだったら野良犬をかまう方が好きですから・・・。)

連れてくっていうので、連れてってもらったら、

ほんとにイルカがボートの周りで跳ねてて、そんなのみてしまうと、ね、

興奮しました~。

なんなんでしょう。28年間、刻み込まれたイメージでしょうか?

イルカの目がきらきら光って愛らしいもののように見えてしまいました。




こののんびりした島での滞在に、お供してくれたのは、

毎日午前中しっかりやってくる雨でした。

それは時に小降りで、時にざんざん降り。

雨季ですもの、しかたありません。

それでも、青空と青く輝く海を眺めたかったな。




ほかにもヒトデがたくさんいるスターフィッシュビーチや小さな島々をもっと回ることもできたのですが、

如何せん雨なのと時間も無いので、次に移動です。





残念だなぁと思っていたら、出発日は快晴でした。

悔しいですが、最後に眩しいカリブの海を見られてよかったと

自分を励まして、コスタリカへ向かいます。







2013年4月20日土曜日

新と旧のコントラスト、パナマシティ。



飛行機は無事パナマシティへ降り立ち、

その瞬間から湿気と熱気がムンムン!

これぞ中米!といった感じでした。






イミグレでも、これと言って質問もなくポンとスタンプをくれ、市街地へ。



この移動が大変でした。

タクシーで行けば楽なのですが、そこは節約。

ローカルバスで向かったのですが、ちょうど学生の帰宅ラッシュ?で

バスの中は超満員。

私たちは重い荷物を背負いつつ、何とかバスに乗り込み、必死で1時間立ちっぱなし。

やっとの思いで、新市街にある泊まろうと思っていた宿に向かったのですが、





まさかの倒産。。。




途方にくれていたら、スコールが。。。




中米は雨季と乾季の瀬戸際で、パナマはどうやら雨季に足を突っ込んでいるようでした。




近くのレストランに入り、雨宿りしながら作戦を練り直し。

この新市街には安宿はないらしく、旧市街へ移動することに。



これがまた辛かった。

このパナマシティ、交通渋滞がとても多い都市で、

なかなかバスが通ってもどのバスも超満員、タクシーも捕まらない。



結局、荷物を背負ったまま、1時間近く大通りで四苦八苦し、

やっとの思いで捕まえたタクシーに乗り、宿に着いたのでした。



新しい国や都市は勝手が分からないから、いつもより戸惑います。







このパナマシティ、旧市街と新市街がはっきり分かれていて、

旧市街は真新しい建物が見当たらないほどコロニアルな町並みで、

対照的に新市街には、古い教会がいくつかは残っていますが、

近代的なビルが立ち並び、大型百貨店やスーパー、高速道路など、大都市!といった様子。







そして、湾曲した海岸なため、それぞれから対岸を眺めることができます。

この旧市街のほの暗い路地から覗く新市街のビルが、不思議な景色でした。






 

パナマといえば、運河ですね。




 
 
 



目の前をゆっくり過ぎていくタンカーはすごい迫力。

ただ、すべてが大きすぎて、かなりのゆっくりペースで事が進むので、

ちょっと分かりにくかったかもしれません。

じーっと1時間近く運河やタンカーを見つめていました。

眺めるってこうゆうことなのですね。


2013年4月19日金曜日

中米よろしく、どうぞお手柔らかに。




中米と南米は陸続きになっていて同じスペイン語圏であるので、

例えると近畿と中国地方みたいなものかなって思っていましたが、

どうやら違うよう。





それは「陸繋ぎではあるが、決して進めない陸である」ということ。



南米コロンビアと中米パナマの国境付は、かなりの深いジャングル地帯であるのと同時に、

コロンビア側にゲリラが多数潜伏していて、尋常なく危険。

ガイドを雇って向かった人もいるそうですが、警察に追い返されたり、

消息不明になったり・・・。



私たちは生きて帰りたいので、向かいません。



この旅の帰りはメキシコからのフライトなので、必然的に中米に向かわなければならなかったのですが、

陸が無理なので、海か空かの2択でした。





豪華ヨットでカリブ海をクルージングして中米に向かう方法や、

ドロンズがやったようにヨットをヒッチハイクして密入国のようにして入国する方法、

荷物や人間がフライパンのポップコーンのように弾け、半端なく揺れる超高速ボートで数日かけて渡る方法など、

ラグジュアリーなものから、デンジャラスなものまであります。




結局1ヶ月近くリサーチし迷った末、(ダラダラと先送りにしていたとも言えますが・・・)

コロンビア-パナマ間を飛行機で飛ぶことにしました。




移動のチケットを確保するのって大変ですね。

旅をしていると、世界一周旅行券を使ってますって人より、

そのつど航空券を買い足して旅している人のほうが多く出会うのですが、

刻々と変動する航空券の料金をリサーチしながら、ルートや周遊期間を決め、

それぞれの最良の旅を考えていて、

ほんとに尊敬します。





さて、私たちは南米最後の夜、

ほどんど一睡も出来きなかったお陰で、5時起床も、難なく空港に着きました。

なんだか同じような写真ですね。


ただいま、私たち時計を持っていません。2つあった目覚まし時計はどちらも壊れてしまったし、

旅前に買った安価な腕時計も置き忘れてどこかに連れ去られてしまったし。

時間が分かるツールはデジカメの撮影時間くらい。



つまり、ラッキーでした。





そして、長期旅行をしていると、よくトラブルになるのが、

『出国するチケットを持っていないと入国できない』というもの。



今回私たちは中米のパナマに飛んで、そこからは陸路で中米を北上し、メキシコから日本へ飛ぶというルート。

陸路のバスチケットなんて、もちろん直前に買いますし、パナマを出る日なんて決めてません。

空港のチェックインカウンターで、ついに私たちも




「パナマを出るチケットが無いと乗せられない」と言われ、




急いでパナマ出国の航空券を買うことのに(こういうのはダミーなので、翌日にでもキャンセルします)。

空港内をウロウロしてもカウンターが見つからず、チェックインカウンターに戻って尋ね、

別のスタッフに一から説明。

帰国のメキシコ-日本のeチケット控えをみせると、何やら確認して、




「乗れますよ」と。





なんだよー。って気もするのですが、ラッキーということで。

こういったチェックは、案外その時のスタッフによるんですね。

国によっては必須のところもありますが、大抵は運のようです。




最安を探して買った私たちのチケットは

コロンビア・メデジン-コロンビア・小さな島-パナマ・パナマシティ

だったのですが、カウンターで「メデジン-パナマシティに変更してもいい?」と言ってくれ、



乗りつがなくて、ラッキー。




こうして、幸運なことに、

1時間と少しのフライトで無事、中米パナマに入国しました。







南米とこれでさようなら、メデジン。




夜行バスに乗り、コロンビア第二の都市メデジンにやって来ました。

南米はこの街が私たちにとって最後の地です。



来てみて、その都市っぷりにびっくり。

首都のボゴタにはなかったメトロが走り、近代的な建築があちこちに存在し、

街を歩く小奇麗な学生に、パリッとしたシャツを着たビジネスマン。

ここはコロンビアですか?と疑いたくなります。







 
 
 





メデジンのメトロ、一部分がケーブルカーになっています。

都会的といったメデジンですが、平地にある近代的な市街を囲むように

急な丘にたくさんの家々がしがみつく様に並んでいます。

レンガの壁にトタンの屋根が連ねる丘は、やはりコロンビア。

そこに住む市民のために設置された、ケーブルカーはもちろん市民の足でした。



 
 
 


ほんとはこの先、治安の悪い地域なのでケーブルカーから降りずにそのまま帰ってきほうがいいそうなのですが、

おもしろそうな公園や建築が見えるので、降りてみることに。

一緒にケーブルカーに載っていた地元の女性が公園まで道案内してくれました。

ほんとにこの国の人たちは親切。

というか、危険なので下手な道はまずいぞって思われたのかもしれませんが・・・。





降りてみると、公園も整っているし、近所の家々もさほどみすぼらしい様子も無く

そんなに治安の悪いようには思えませんでした。

夕方ちかくに登ってきたので、近所の女の子たちと遊びながら待っていると、

メデジンの夜景に出会えました。







市民の足、ケーブルカーから眺める夜景も格別でした。





少し郊外にも足を伸ばして、巨大な岩エル・ぺニョールをみに行ってきました。

宿で出会った女の子と、向かう最中バスターミナルで再会したご夫婦と

一緒にわいわい5人で遠足気分。




高さ220mの大きな一枚岩の裂け目に階段をしつらえてある、この巨石。

奇妙ですよね~笑


ほの暗い階段を上ると、

そこには絶景!




360度に緑の広がるグアタペ湖が望めました。




いつもは観光もふたりなので、わいわい巡るのはなんとも楽しかった!

その後は開放的なタクシーで、近くにあるメルヘンな街を訪ねていったのですが、

タイムアップにて、公園で野犬と戯れながら簡単なご飯をつまんだくらいで終了しました。









さおりちゃん、とくしげフーフ、ありがとう~!





ボゴタやメデジンで出会った旅人さん。

これから日本に帰るって人や、もうすぐ日本へ帰るって人や、新たな大陸に向かうって人たち。

そんな人たちとゆっくりお話して、

南米をさよならすることや、中米よろしくなこと、あと一ヶ月で日本に帰ることが

楽しみだったり寂しくなったり、気持ちがふわふわ揺れました。





そのせいか、南米最後の夜はほとんど一睡もせず朝を迎えたのでした・・・。





南米大陸大きすぎます!そして惹かれるものも多すぎます!

日本にいるころは、中南米を5ヶ月かけてのんびりと・・・

なんて思っていましたが、全然のんびりなんてできません!

だって廻りきれませんもの!



結局ブラジルへは足を踏み入れることはなかったし、

ギアナ高地も体感してみたかった。



また次があるかは分かりませんが、行く!という思いを続けていれば、

『思えば叶う』ではありませんが、

いつかきっとたどり着けるでしょう。



その時まで、さようならです。



2013年4月14日日曜日

力あるまち、ボゴタ。


ちょっとご無沙汰しました!

ただいま(4月28日)、連日移動を繰り返し、

中米をかけ上がりグアテマラのアンティグア(古都)に着きました。

片桐はいりさん著の『グアテマラの弟』の舞台になった地ですね。

予想に反して、賑わっている都市で戸惑っています。笑





それでは本編へ。






夜行バスで早朝に、コロンビアの首都ボゴタにたどり着きました。

暗くてよく分からなかったのですが、山道をクネクネ登ったり降りたりの道を、

バスはぶっ飛ばし、

予定よりも2時間近く早く朝4時過ぎにバスターミナルへ。






早朝過ぎるので、市バスが運行されるまでの時間、バスターミナルの待合で待つことに。

どこに陣取ろうかな~なんてキョロキョロしていると、

警備員の男性が声をかけてくれて、あれよあれよという間に警察や通りがかりの人が集まって、

人だかりに。

みなでワイワイ、私たちがどうするのか協議してくれ、「僕達がいるから安全だ」

頼もしい言葉を掛けてくれます。

なんて親切な人たち!と感動。



これまでも、コロンビアに着いてからというもの、



道を尋ねなくても、「どこいくの?」って声をかけてくれ、近くまで案内してくれたり、

田舎のほうでは、すれ違う人からみんな、笑顔とともにあいさつ。

コロンビアの人たちは親切で優しくて明るい人たちばかりな印象。






コカインとゲリラの国とよく言われるけど、たしかにそういった面は今もあるのかもしれません。

道端でコカインやマリファナはどうだ?って声をかけてくる人は多いし、

散歩に出た山道で、ナイロン袋に入れた黄色い粉を吸いながら白昼歩いている

ヘロヘロの若者に出くわしたこともあります。



それでもコロンビアは、

武装勢力の解体や観光、コーヒーの輸出などに力をいれた政府の努力が実り、

南米一のめざましい経済成長にあるのだそう。

これから益々魅力的な国になっていくに違いありません。








さてそんなコロンビアの首都、ボゴタ。

新市街と旧市街とふたつの顔を持っていて、

コロニアルな建築や広場、石畳の道といった奥ゆかしさと、近代的なビル郡の華やかさがありました。

私たちはいつもの、スケボーとカメラを提げて、旧市街と新市街をあっちこっちにぶらぶらです。






疲れたら、コーヒーブレイク。

流しのコーヒー屋さんもいれば、そこらにいい香りのするコーヒーを出すお店が。

パン屋さんで頼んでも、さくっとエスプレッソマシーンでコーヒーを淹れてくれ、

道端には立派なコーヒー屋台。

そう、コーヒーといえば、甘いものが欠かしませんよね。

もちろんおいしいコーヒーとおやつにありつける店もあちこちに。

コロンビア国内のしゃれたチェーン店も多くみかけます。

もう、ここは天国です。毎日お茶のし放題。












インスタントのコーヒーしかないんじゃないかと思ったボリビアや、

さして香りも味もないデミタスコーヒーとお湯が出されて自分でミックスするスタイルのペルーが懐かしい。

そうそう、コロンビアに来て、やっと冷たいコーヒーにありつけました。

といっても、フラペチーノかアイスカフェオレですが。

冷コーの文化はもしかしたら日本固有のものなのかな。

今度調べてみよう。





ぶらぶらしようと、宿を一歩出ると、街の中はグラフティーやウォールアートで溢れていて、

センスがあるんだろうなと思わせる若者が通りを歩きます。

ちょっとした広場にはいつも人だかりで、大道芸をやっていたり音楽を奏でる人。















日曜日はあちこちでフリーマーケットや骨董市が開かれてました。

私たちもそれぞれ眼鏡とサングラスを購入。








ぶらぶらした足で見つけた美術館や博物館もとてもおもしろかったです。

現代美術館も突拍子のない芸術でなく、私の心が届くほどのモダンさで温かく感じたし、

黄金博物館の展示に愛がこめてあるのがわかって、楽しかったな。

コロンビアといえばな芸術家、フェルナンド・ボデロの美術館では

ふっくらとした形のなかのバランスにハッとさせられたし、

ラテンアメリカを代表する写真家レオ・マティス展をやっていて、久しぶりに写真という芸術にふれて

やっぱり写真を見るのは難しいなぁと気づいて考え込んでしまったり。



















芸術の力がみなぎる街で、なぜだか、私たちも力をもらって心強い気分です。