2013年4月14日日曜日

力あるまち、ボゴタ。


ちょっとご無沙汰しました!

ただいま(4月28日)、連日移動を繰り返し、

中米をかけ上がりグアテマラのアンティグア(古都)に着きました。

片桐はいりさん著の『グアテマラの弟』の舞台になった地ですね。

予想に反して、賑わっている都市で戸惑っています。笑





それでは本編へ。






夜行バスで早朝に、コロンビアの首都ボゴタにたどり着きました。

暗くてよく分からなかったのですが、山道をクネクネ登ったり降りたりの道を、

バスはぶっ飛ばし、

予定よりも2時間近く早く朝4時過ぎにバスターミナルへ。






早朝過ぎるので、市バスが運行されるまでの時間、バスターミナルの待合で待つことに。

どこに陣取ろうかな~なんてキョロキョロしていると、

警備員の男性が声をかけてくれて、あれよあれよという間に警察や通りがかりの人が集まって、

人だかりに。

みなでワイワイ、私たちがどうするのか協議してくれ、「僕達がいるから安全だ」

頼もしい言葉を掛けてくれます。

なんて親切な人たち!と感動。



これまでも、コロンビアに着いてからというもの、



道を尋ねなくても、「どこいくの?」って声をかけてくれ、近くまで案内してくれたり、

田舎のほうでは、すれ違う人からみんな、笑顔とともにあいさつ。

コロンビアの人たちは親切で優しくて明るい人たちばかりな印象。






コカインとゲリラの国とよく言われるけど、たしかにそういった面は今もあるのかもしれません。

道端でコカインやマリファナはどうだ?って声をかけてくる人は多いし、

散歩に出た山道で、ナイロン袋に入れた黄色い粉を吸いながら白昼歩いている

ヘロヘロの若者に出くわしたこともあります。



それでもコロンビアは、

武装勢力の解体や観光、コーヒーの輸出などに力をいれた政府の努力が実り、

南米一のめざましい経済成長にあるのだそう。

これから益々魅力的な国になっていくに違いありません。








さてそんなコロンビアの首都、ボゴタ。

新市街と旧市街とふたつの顔を持っていて、

コロニアルな建築や広場、石畳の道といった奥ゆかしさと、近代的なビル郡の華やかさがありました。

私たちはいつもの、スケボーとカメラを提げて、旧市街と新市街をあっちこっちにぶらぶらです。






疲れたら、コーヒーブレイク。

流しのコーヒー屋さんもいれば、そこらにいい香りのするコーヒーを出すお店が。

パン屋さんで頼んでも、さくっとエスプレッソマシーンでコーヒーを淹れてくれ、

道端には立派なコーヒー屋台。

そう、コーヒーといえば、甘いものが欠かしませんよね。

もちろんおいしいコーヒーとおやつにありつける店もあちこちに。

コロンビア国内のしゃれたチェーン店も多くみかけます。

もう、ここは天国です。毎日お茶のし放題。












インスタントのコーヒーしかないんじゃないかと思ったボリビアや、

さして香りも味もないデミタスコーヒーとお湯が出されて自分でミックスするスタイルのペルーが懐かしい。

そうそう、コロンビアに来て、やっと冷たいコーヒーにありつけました。

といっても、フラペチーノかアイスカフェオレですが。

冷コーの文化はもしかしたら日本固有のものなのかな。

今度調べてみよう。





ぶらぶらしようと、宿を一歩出ると、街の中はグラフティーやウォールアートで溢れていて、

センスがあるんだろうなと思わせる若者が通りを歩きます。

ちょっとした広場にはいつも人だかりで、大道芸をやっていたり音楽を奏でる人。















日曜日はあちこちでフリーマーケットや骨董市が開かれてました。

私たちもそれぞれ眼鏡とサングラスを購入。








ぶらぶらした足で見つけた美術館や博物館もとてもおもしろかったです。

現代美術館も突拍子のない芸術でなく、私の心が届くほどのモダンさで温かく感じたし、

黄金博物館の展示に愛がこめてあるのがわかって、楽しかったな。

コロンビアといえばな芸術家、フェルナンド・ボデロの美術館では

ふっくらとした形のなかのバランスにハッとさせられたし、

ラテンアメリカを代表する写真家レオ・マティス展をやっていて、久しぶりに写真という芸術にふれて

やっぱり写真を見るのは難しいなぁと気づいて考え込んでしまったり。



















芸術の力がみなぎる街で、なぜだか、私たちも力をもらって心強い気分です。







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