イピアレスからバスを乗り継ぎ、12時間以上かかって
真夜中のサンアングスティンに到着しました。
最近は、バスターミナルに行って、その時間にいちばん近い空いてるバスに乗るという、
アバウトな移動になっています。
コカインとゲリラで有名なコロンビアではあるまじき旅スタイルになってきました。
こっちに来てみると、警察は辺りにたくさんいるし、出会うコロンビア人はみんな親切なので、
入国前の緊張もずいぶん和らいで来ました。
着いたその先は、暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い気候の山の中ののどかな村でした。
道路を通るのはバイクとバスと馬車と馬。
辺りはコーヒーやらバナナやら野菜やくだものの畑に囲まれています。
ここでメインの観光は、馬やジープに乗って遺跡を巡るというもの。
これだけのどかなら、ジープより馬でしょう~
ってことでお馬さんに乗ってきました。
パッカパッカ・・・
ぱっかぱっか・・・
馬の蹄の音が心地良い。
チャチャポヤスで乗った馬よりも快適な乗馬。
これといって指導もされていませんが、
ガイドさんに道案内されながら山道を三人でのんびり進みます。
パカロンパカロンと進んでいるかと思えば、
暴れん坊将軍のオープニングさながらに突然走り出し、急な坂道を下り、登ります。
落とされないか少し不安になるのですが、
でも颯爽と走っていると私たちのアドレナリンも放出されて気持ちがいい!
途中に寄った遺跡は、なんとも力の抜けた石像たちばかり。
これでも、最古のものは紀元前500年前からあり、規模としては南米最大規模。
サン・アングスティン遺跡群という名でユネスコの世界遺産にも認定されています。
私が乗っていた馬は、みんなの馬より少しお姉さんでしたが、負けん気が強く、
言うことをなかなか聞いてもらえず、すぐ止まっては草を食べていました。
かと思えば、追い抜きざまに六平太くんや六平太くんの馬に体当たりしたり。。。
長く乗ってると馬の性格がわかってくるのですね。
ツアーは4時間ほどでしょうか。
こんなに長い時間(指導もなく)乗馬をするなんて日本じゃ考えられませんよね。笑
でもいい体験でした。
この村の宿はとても居心地がよく、ハンモックに揺られ本をよんだり、猫と戯れたり、
近くを散歩したり、のんびり過ごしました。
インディヘナの儀式を少し体験したりもしましたよ。
村の中心は小さいけど、地元の人や旅行者でにぎわって活気がありました。
このパン屋のお姉さん、とっても気持ちのいい接客だったな。
さりげない笑顔と優しさと、自分のお店に誇りを持っている感じ。
こういうお店はいいお店だなって思ってしまう。
サンアングスティンをはなれる時、こんな開放的な乗り合いタクシーでした。
村が小さくなっていくのを眺めながら、
少しセンチメンタルな気分でさようなら。
0 件のコメント:
コメントを投稿