2013年4月19日金曜日

中米よろしく、どうぞお手柔らかに。




中米と南米は陸続きになっていて同じスペイン語圏であるので、

例えると近畿と中国地方みたいなものかなって思っていましたが、

どうやら違うよう。





それは「陸繋ぎではあるが、決して進めない陸である」ということ。



南米コロンビアと中米パナマの国境付は、かなりの深いジャングル地帯であるのと同時に、

コロンビア側にゲリラが多数潜伏していて、尋常なく危険。

ガイドを雇って向かった人もいるそうですが、警察に追い返されたり、

消息不明になったり・・・。



私たちは生きて帰りたいので、向かいません。



この旅の帰りはメキシコからのフライトなので、必然的に中米に向かわなければならなかったのですが、

陸が無理なので、海か空かの2択でした。





豪華ヨットでカリブ海をクルージングして中米に向かう方法や、

ドロンズがやったようにヨットをヒッチハイクして密入国のようにして入国する方法、

荷物や人間がフライパンのポップコーンのように弾け、半端なく揺れる超高速ボートで数日かけて渡る方法など、

ラグジュアリーなものから、デンジャラスなものまであります。




結局1ヶ月近くリサーチし迷った末、(ダラダラと先送りにしていたとも言えますが・・・)

コロンビア-パナマ間を飛行機で飛ぶことにしました。




移動のチケットを確保するのって大変ですね。

旅をしていると、世界一周旅行券を使ってますって人より、

そのつど航空券を買い足して旅している人のほうが多く出会うのですが、

刻々と変動する航空券の料金をリサーチしながら、ルートや周遊期間を決め、

それぞれの最良の旅を考えていて、

ほんとに尊敬します。





さて、私たちは南米最後の夜、

ほどんど一睡も出来きなかったお陰で、5時起床も、難なく空港に着きました。

なんだか同じような写真ですね。


ただいま、私たち時計を持っていません。2つあった目覚まし時計はどちらも壊れてしまったし、

旅前に買った安価な腕時計も置き忘れてどこかに連れ去られてしまったし。

時間が分かるツールはデジカメの撮影時間くらい。



つまり、ラッキーでした。





そして、長期旅行をしていると、よくトラブルになるのが、

『出国するチケットを持っていないと入国できない』というもの。



今回私たちは中米のパナマに飛んで、そこからは陸路で中米を北上し、メキシコから日本へ飛ぶというルート。

陸路のバスチケットなんて、もちろん直前に買いますし、パナマを出る日なんて決めてません。

空港のチェックインカウンターで、ついに私たちも




「パナマを出るチケットが無いと乗せられない」と言われ、




急いでパナマ出国の航空券を買うことのに(こういうのはダミーなので、翌日にでもキャンセルします)。

空港内をウロウロしてもカウンターが見つからず、チェックインカウンターに戻って尋ね、

別のスタッフに一から説明。

帰国のメキシコ-日本のeチケット控えをみせると、何やら確認して、




「乗れますよ」と。





なんだよー。って気もするのですが、ラッキーということで。

こういったチェックは、案外その時のスタッフによるんですね。

国によっては必須のところもありますが、大抵は運のようです。




最安を探して買った私たちのチケットは

コロンビア・メデジン-コロンビア・小さな島-パナマ・パナマシティ

だったのですが、カウンターで「メデジン-パナマシティに変更してもいい?」と言ってくれ、



乗りつがなくて、ラッキー。




こうして、幸運なことに、

1時間と少しのフライトで無事、中米パナマに入国しました。







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