2013年3月20日水曜日
雨季のアンデスをなめちゃいけません。
次はチャチャポヤスというかわいい名前の町へ向かいました。
このカハマルカからチャチャポヤスまでの移動が大変で大変で。
ガイドブックにも、悪路なので時間もかかるし避けたほうが良し
のようなことが書いてありましたが、
でも地図上ではそうはなれていない距離のように思えるし、
バスが通えるなら大丈夫でしょとチケットを購入。
山の腹を這うようにバスは登って降りて、いくつも峠を越えました。
標高も上がったり下がったりで、気温も肌寒かったり、蒸しっとしたり。
窓の下は、谷底です。
と思えば、隣はごつごつした崖でした。
土砂崩れの場所もあり、バスは何度かとまります。
崖下には落ちちゃったブルトーザーも発見しました。
道路の落石をよけて、ゆっくり徐行で進んでいたら、
窓のすぐ上の崖から新に石がころげ落ち、
バスにドカッ!っとぶつかったり。
さすがに乗客みんなでハラハラしました。
また土砂崩れで停車。
みんなでまたかと、見物。
バスに乗っている人は、私たち以外みんな地元のインディヘナの人でした。
お乳を飲む赤ちゃんからご老人まで。
今度の土砂は崩れたばかりのようで、足止めを食らった人ばかりしかおらず、
男性は交代でスコップを握って土砂をかき分けはじめました。
もちろん六平太くんも。
女性陣は見守ります。
スペイン語の話せない私も会話に混ぜてくれ、なごやかに、わっはっはーと
見守ります。
2時間ほど経って靴もこんなになっても、なかなか道は開通に至らず、
今日中にチャチャポヤスに着けるかしらん、と思いだしたころ、
土砂をかいていた男性人が、
「バモス!(さあ行くぞー!)」とバスに戻りはじめました。
どうやら同じ会社のバスが偶然、向かい側に着いたらしく、
荷物も客もごっぞり交換して出発するとのこと。
そんな手があったかー!と感心。
荷物を背負って、土砂を乗り越えて、出発。
結局、そのバスは川沿いの道を飛ばしに飛ばして、
夜遅く、無事に、チャチャポヤスの町につきました。
ツーリストばっかりのバスなら、きっと文句ばかりでムスッとした雰囲気になったんじゃないかな。
地元の人と心が広く待てて、
なめちゃないけど、愉快な一日でした。笑
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