グアテマラの小さな村のその奥、森の中に、うつくしく緑に輝く川棚が広がる。
セムクチャンペイ。
舗装されていない道を1時間も奥に進み村にたどりつき、
さらに30分ほどトラックの荷台に乗せられセムクチャンペイ近くのロッジへ。
行きすがら、道のわきで遊んでいる子どもたちは「オラ!(やあ)」と元気よくあいさつ。
ロッジから森の中を歩いて、そうしてたどり着いたセムクチャンペイは、
緑のみずは透きとおり、
ほんとうにうつくしくて。うつくしくて。
そしてうつくしいだけじゃなく、遊べちゃいます。
水も冷たすぎることはなく、何より暖かいので、とても気もちいい!
魚も大きいのから小さなのまで、たくさん泳いでいます。
水が透きとおっているので、上からよくみえる。
ドクターフィッシュもいて、足先をつんつんされ、くすぐったい。
こんなにうつくしくて、気もちいい場所、楽しくないはずはありません!
外国人のツーリストも、グアテマラ人も、近所の子どもたちも、
みんな幸せそうな笑顔。
私たちも、まる1日ここで泳いだり、飛び込んだり、眺めたり、のんびり過ごしました。
この辺り、カカオの生産が盛んなそうで、たくさんカカオの木をみかけました。
カカオの実のなりかたっておもしろい。
木の幹からにょきって花が咲き、実がなります。
カカオ農家の子どもたちが、自家製チョコレートをロッジに売りにきます。
このチョコレート、砂糖がざらざらと残っていて、おいしくはありません。
だって、カカオを練って砂糖をまぜただけだから。
でも、究極にシンプルで本来のつくりのチョコレート。
いつもくちにするチョコレートにどれだけ自然でないものが混ぜられているのか、
この素朴な味のチョコレートを食べて知りました。
泊まっていたロッジも居心地がとてもよかった。
セムクチャンペイからすぐ近くの森の中にあって、辺りは木々と川。
シャワーは水だし、簡素なつくりだから虫も入ってきたりするのだけど、
そんなことよりも、
朝は点在する民家からひびくおんどりの声で目覚め、
みんなが夕食を食べ終わるころに自家発電はとまり、電気のない静かな闇に眠りにつく。
華美でなく、快適ともちがう、人間的な時間をすごしたように思います。
ここに来られてよかったなあ。
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