ペルーも最後の町になりました。
再び山を降り、海岸砂漠の中にありオアシスの町チクラーヨです。
中心はきれいなコロニアルの建築が並び、公園もきれい。
暑く強い日ざしの下を地元の人があふれかえるように行き来し、
活気があふれているように感じました。
でも砂漠の中だけあって、砂が舞い町中ほこりっぽい。
一歩中心から離れると、インフラの整っていない姿がのぞきます。
そして、
少し郊外に出れば、サトウキビ畑がずっと続きます。
この辺りはペルーの穀倉地帯で、米と砂糖はほとんどここで生産されるのだそう。
それだからか、お米がとてもおいしい!
日本を離れてから、お米が恋しくて、チリ、ボリビア、ペルーで
好んで食べてしまうのですが、やはり日本のものとは別物。
パサパサしていて、フォークでは掬えません。
ところが、チクラーヨのお米はもちっと炊いてあって、まさにごはん!
思い出してもおいしかったな~。
ペルーでは食堂に行くと、MENUという定食があり、メインのおかずを選び、
フルーツジュース、スープ、たいていワンプレートにおかずがいくつか付いて出てきます。
この魚のフライは大盛り!ご飯は別皿でした。
こういう皿にいろいろおかずが乗っているの、味が皿の上でMixされてさらにおいしくなるから好きです。
この日はセビッチェ付きの定食にしてもらいました。
セビッチェは中南米を代表する料理。魚貝をライムでしめたものです。
その地域でそれぞれの味があるそうで、見つけては試してしまいます。
海が近いチクラーヨはセビッチェもおいしい!そして安い!
少量から安く手軽に出してくれるお店が町中にたくさんありました。
ご飯のおいしい町は印象もぐっと良くなります。
ほんとはこの町、食よりもシカンやシパンといった黄金の遺跡がメインの見どころ。
そっちもちょこっと見てきましたよ。
チクラーヨのもうひとつ面白いもの、ペルーいち大きいといわれるメルカド(市場)があること。
場外もこえて、通り一面に露店が並びごった返しています。
さらに、シャーマニズムが色濃く残るペルー北部だけあって、
儀式に使うなにやら怪しげなものを売ってる店が集まる一帯がありました。
私も聖なる木とよばれているパロサントを少し購入。
とても落ち着くいい香りで、燃やすとお香のようになります。
スリや窃盗の多発警報が出されているこのメルカド。
カメラを手に歩いていると、必ず「しまいなさい!」と声かけられます。
でも、それと同時に、
「どこから来たの?日本!いいね~」とか「フォト!フォト!(写真とって)」
と言われる事もたびたび。
これまでカメラを向けるとお金を請求されることは度々あっても、こんなことはなかったな。
危険なこともなく、平和にメルカドを楽しめました。
シカン博物館に行ったとき、ちょうどセマナ・サンタ(キリスト復活祭)週間で、
小さな町の一角にこじんまりとした集まりをやっていました。
見ていい?尋ねると、「どうぞどうぞ」と迎えてくれ、
チチャ(とうもろこしを発行させて作るお酒。アンデスでは儀式や祭にかかせないものだそう。)
を振舞ってくれました。
暖かく迎えてくれたのが嬉しかった。
ペルーを後にする前に、こうやってペルーの人たちの明るくて人懐っこい所に
少しでも触れられてよかったな。
離れるのが少し寂しく感じました。
行く先々で面白そうな町を見つけ、あれやこれや寄ってきたペルー。
次はお隣エクアドルに入国です。
ここからは、ぐんとスピードを上げて行きますよ~!
でないと帰れなくなっちゃう。笑
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