再び、アンデス山脈から海岸へ降りてきました。
北ペルー最大の都市トルヒーヨです。
早朝、バス停に到着し、夜が明けるのを待ってから、中心地へ移動しました。
町の中心はコロニアル時代の建築が残り、きれいな町並みです。
砂漠の町なので太陽が照ると真夏のように暑いのですが、トルヒーヨは海が近いため、
風があって心地良い気候でした。
この町に来る前に、6年前2年間かけて南米を旅したという友達から、
おもしろいお願いがありました。
町の中心に、泊まっていた宿があって、211号室の部屋の壁に落書きをしたから
みてきてーというもの。
わずか6年前といっても、南米の情勢は変わりやすく町の様子も変わっているでしょうし
それといっしょに訪れる観光客の数も年々変化があるはずです。
競争も激しいだろうから、残っていない可能性もあります。
まして、安宿なんて町にたくさんあるし、聞き込みをしてもみつからないかもしれない。
考えただけで、
おもしろそう!
まるで高野秀之氏の「メモリークエスト」をやってるみたい!
依頼人の思い出を探しにゆく旅!
まずは聞き込み開始です。
バス停から中心の広場につくと、旅行会社の青年が声をかけてきました。
しめた!
ツアー会社の人は、宿にお客さんを迎えに行くため主要な宿の名前を知っています。
「オスカーというホステルに行きたい。アミーゴがいるの。」
とスペイン語と英語を交えて話してみると、
少し動きがくねくねしていてオネエ口調ですが、人懐っこい笑顔で人がよさそうな彼は
「うーん、えーっと、オスカー?、うーん、
中心は高い宿ばかりだから、エコノミーな宿は中心から少し外れたところにあるよ。」
どうも知らない様子。それでも一生懸命答えてくれようとしてくれます。
彼は英語を少し話せる程度で、私たちはスペイン語の単語をわずかに言える程度。
結局、オスカーは分からず、この辺の比較的安い宿が集まる場所をきき、
お礼に日本語のレッスンを少しして彼と別れました。
荷物を背負って教えてもらった通りへ向かい、周辺をうろうろしてみるも、
比較的安い宿はあっても、オスカーは見当たりません。
道行く人に尋ねてみても、みんな分からない様子。
5人目、小さな旅行会社の呼び込みをしていたお姉さんが、
あっさり、「ここの通りを3ブロック行って、右に2ブロックだよ」と。
わっ!ほんとにオスカーあるの!?
1時間ちかく重い荷物を背負って歩き回っていたので、ずいぶん疲れていたのですが、
興奮で肩の荷も軽く感じて、足早に向かいます。
映画館のその先に、見えたー!
たどり着いたその宿は、
学校みたいなつくりのエコノミーな宿で、現地人の御用達らしく、
私たちが行ったときもインディヘナのファミリーと賑やかにすれ違いました。
ふたりで達成感!
さて、肝心な落書きの件ですが、
宿の人に尋ねてみたところ、最近ペンキで壁を塗りなおしたので、
消えちゃったとのこと!
絵がとっても上手な友達なので、どんなの書いてたのか見てみたかったな~
みっちー残念でした!
ホステルオスカーに泊まり、トルヒーヨを街歩き。
おおきな市場の近くの食堂で食べた定食のスープにおみ足がぽちょんと沈んでいました。
食べるの大好きで嫌いなものはほとんどない私ですが、
これはさすがに辛くて、 かぶりつくわけにはいかず・・・
視界に入らない場所にかくして、ただきました。
市場でよく山盛りにされていたこのおみ足、何に使うんだろって思っていたら、
こうやってスープの出汁になるのですね。
おいしゅうございました。
鶏さん今日もごちそうさまでした。
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